2013年10月18日、ソウルで開催された
第2回MSMI国際セミナーでの基調演説(郭錠煥)
「文鮮明先生の摂理史観と天一国創建時代の歴史認識」
先回からの続き▼▼▼▼▼
5. 天一国創建準備時代(2001-2013)
2001年から
神の地上天国と言うことができる
天一国を創建する時代が始まりました。
それまで、私たちは、
真の父母様が主管される数多くの摂理の出来事と行事に直接参席して誓い決意してきましたが、
実際に神の完全な子女の生を生きることができなかったことは事実です。
それにも関わらず、
真の父母様は不足なこと限りない私たちに対して、
ご自身自ら勝利された蕩減復帰摂理の全ての恵沢を下さり、
天一国創建に同参させようとされた事実をよく理解しなければなりません。
あまりにも感謝で感謝なことです。
結局、真の父母様は不足な私たちを放棄されず抱かれながら、
天国を完成する為の「神様王権即位式」を
2001年1月13日に挙行されました。
全宇宙の創造主として、人類の父母として、
神はこれまで、天宙を主管される真正なる王権の主人であられるにも関わらず、
人間始祖の堕落によって、神の権威と威信を失くしてしまわれました。
真の父母様が、蕩減復帰摂理の責任を完遂されることによって、
神の王権を回復し、天一国を定着させる出発を成したのが正に
「神様王権即位式」なのです。
このようにして、天一国を定着させる摂理が2001年から始まりましたが、
真の父母様はこの時から、また
驚くべき摂理を主導されました。
先ず世界的な祝福結婚式行事を挙行されながら、
全世界の宗教指導者たちを集めて、
祝福結婚式に参席するようにされました。
世の中は統一教会の祝福結婚式行事が
統一教会だけの独特な儀礼だと思って批判したりもしましたが、
真の父母様は祝福結婚式を統一教徒だけの儀式ではなく、
個人救援から家庭救援へと経綸される万民の超宗教・超教会的な儀式であることを説破されました。
結局、世界の主要宗教団体の著名な宗教指導者たちが集まって、
真の父母様が主管される祝福結婚式に同参するという
驚くべき出来事が起きるようになりました。
それだけでなく、国連で
世界平和祝福式(2001.1.27.)を挙行するように指示されました。
私がその行事を主管しましたが、
それはあまりにも驚くべきとてつもない行事でした。
皆様、一度 考えてみて下さい。
ご存知のように、国連は各国政府が会員である最も権威ある代表的国際組織です。
真の父母様には国家主権もなければ、大使もいませんが、
驚くべきことが起こりました。
様々な国連関係者が協助して、その行事が成就されたのです。
国連の平和祝福結婚式に参加した135ヵ国210組のカップルは、
各国の伝統衣装を着て国連の建物を歩き、
祝福結婚式に参加しました。
想像しただけでも、どれほど美しい姿かが分かります。
その姿は元来、神が地上の人類に願った
平和理想世界の一つの姿ではないでしょうか。
国連祝福結婚式は、
統一教会の為の統一教会だけの行事では決してありませんでした。
人類平和の為に全世界の代表家庭が参席した国際平和祝福結婚であり、
神の血統を全世界に因縁づけることによって実体的に
神の地上・天上天国と神の理想実現を知らせる行事だったのです。
それだけでなく、真の父母様は、
天宙平和統一国大会(2001.10.29.-12.2.)を
韓国・日本・米国で挙行され、
祝福家庭に祝福の執礼権 (2001.1.)を下さり、
各自の子女の祝福を父母自身が直接主管するように許諾されました。
これは全ての祝福家庭が、
天一国の主人であり拡大された真の家庭の構成員として
直系子女を祝福してあげることによって、
真の父母に似て
真の家庭の理想を子々孫々に相続し、
神の理想である、神を父母とする人類一家族平和理想世界を
具体的に実現せよという
真の父母様の教えであると私は理解しています。
更に世界平和島嶼国家連合(1996.6.16.-18.)、
世界平和半島国家連合(1996. 8.20.)、
世界平和大陸国家連合(1996.8.20.)を創設され、
蒙古斑同族世界平和連合(2004.9.23.)まで創設されて、
島嶼と半島、大陸と蒙古斑国家と世界を全て結んで、神の平和世界の足場を作られたのです。それだけでなく、
超宗教超国家平和議会(2003.10.3.)も創設されました。
このような世界大会を世界最高級の各界指導者たちを集めて挙行され、それを足場に、
2005年9月12日には天宙平和連合を創設されました。
結局、この天宙平和連合を
アベル国連(2007.9.23.)に、
更に父母国連(2009.1.30.)に発展させるように準備されました。
真の父母様は、天宙平和連合(UPF) を創設された後、
自ら世界120ヵ国を巡回されながら各国に天宙平和連合を創設されました。
80歳を越えた年齢で、ご自身の平和思想を全世界に伝えられた後、
韓国で祖国郷土還元大会(2006.3.25.-4.3.)を挙行され、
その上で真のお母様と真の子女様たちに対して世界180ヵ国を巡回するように指示され、
真の家庭三代が動員されて40ヵ国で480都市大会を開催しました。
皆様が、必ず記憶して下さるように願う摂理的な出来事があるのですが、
2003年2月6日に挙行された天地父母様天一国開門祝福聖婚式です。
皆様、一度考えてみて下さい。
真の父母様は1960 年に聖婚をされましたが、
2003年に再び聖婚式をされました。
1960年の聖婚式は教会単位の聖婚式であり、
2003年の聖婚式は天一国を開門する第2次長成段階の聖婚祝福式です。
この祝福式と一緒に、
天宙天地真の父母様平和統一祝福家庭王即位式もされました。
今や万王の王である神のみ旨を成してさし上げる為に、
神と真の父母様が祝福家庭の王になられたのです。
真のお父様が各家庭の王となられ、全ての準備儀式をされることによって、
私たち全祝福家庭は
2003年2月6日に天一国主人家庭祝福を通して、
世界基準の天一国入籍行事をすることができました。
いつでも神の血統を中心に神の真の愛の理想を成した全ての祝福家庭が、
世界的基準の天一国入籍行事を行ったのです。
この行事によって、
神の地上天国を準備する第2次段階まで定着するようになったという事実を、
私たちは必ず記憶しなければなりません。
しかし、真の父母様はそこに留まることなく、
中心家庭王を祝福され、悠久の歴史を全て蕩減する為に
2003年12月22日に「第1イスラエル平和の王即位式」を
エルサレムで挙行され、
続いて2004年2月4日に「第2イスラエル平和の王即位式」を
第2イスラエルである代表的キリスト教国家の米国において、
子女格の顯進様・全淑様ご夫妻を立てて1次として挙行され、
2次として2004年3月23日に「第2イスラエル平和の王即位式」を
真の父母様がその翌月に自ら挙行されたのです。
このような全ての過程を経て、最後に
2004年8月20日に「第3イスラエル平和の王即位式」を
第3イスラエルである韓国の国会で4番目の
平和の王即位式として行われたのです。
このような全ての行事を通して、
アダムの時からイエス様まで縦的に残された恨を全て解き、
横的に残った摂理的な全ての恨まで解く復帰摂理の路程を経綸して、
摂理史観を整理してこられたのです。
このような平和の王即位式を、韓国を始めとして120ヵ国で行うことによって、
人類歴史と共に全世界を平和の王の管轄の下に置く条件を立てられたのです。
このような措置と共に、真の父母様は
1996年に185ヵ国に国家メシヤを派遣され、
また2008年には分捧王まで派遣されました。
このような過程を通して、摂理の基盤を成して、
サタンが妨害することができないように
12年かけて準備されました。
この期間は、
2013年1月13日に本来予告された基元節を私たちに準備させることによって、
歴史的な蕩減だけでなく、
横的世界の祝福と平和理想を真の父母が成されて、
世界を一つにする基本的な蕩減を果たされ、
2013年1月の基元節宣布の行事を自ら執礼しようとされたのです。
したがって、この12年の期間は、既に申し上げたように
天一国創建の為の本格的な準備期間です。
天一国創建を始める2013年の為に準備された重要な摂理的な内容は、まだあります。
1960年の真の父母様聖婚式は教会単位基盤での聖婚式でした。
その後2003年に
第2次聖婚式として「天地父母様天一国開門祝福聖婚式」がありました。
これは「天宙天地真の父母様平和統一祝福家庭王即位式」と同時に挙行され、
この日、祝福家庭は、世界基準の天一国に入籍する恩賜を受けました。
第3次聖婚式は2013年1月13日に予定されていました。
「天地人真の父母天宙聖婚式」と
「天宙天地人真の父母様天宙平和統一国王即位式」がそれでした。
これが行われれば、その恩賜で
祝福家庭は天一国入籍祝福式(天宙基準)に同参するようになっていました。
真のお父様は、この上ない至誠によってこれを準備してこられましたが、
残念なことに
その予定された日以前に聖和(2012.9.3)されたために、
最後の3番目の行事は
未完成として残るようになったというのが今日の実情です。
(6. 天一国創建時代(2013~)と祝福中心家庭の使命)
につづく