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世界の祝福中心家庭に送る顯進様の公開書信(2011年11月26日)-02

(前回からの続きです)

しかし、瞬時のうちに
これらのすべてが
変わってしまいました。

わたしはその変化が起こった理由をここで詳しく説明するつもりはありませんが、
すべての祝福中心家庭と
統一運動のメンバーが理解しなければならない
重要な点は、
現在の組織の指導者たちによって、
路線変更がもたらされたということです。

彼らは、
神さまの摂理を
すべての活動の明確な目標とした、
広汎な超宗教運動を築くというレガシーを持ち続けるのではなく、
それと全く正反対の方向性、
すなわち
私たちの運動のすべての基盤を掌握することをめざした
利己的な教会、
あるいは新しい宗教団体を作るという方向性を
選択したのです。

これでは
神さまの摂理はどうなるのでしょうか?

真の家庭のメシヤ的な使命と実体的な役割は
どうなってしまうのでしょうか?

大きなカイン型世界に対するアべルとしての
祝福中心家庭の責任はどうなるのでしょうか?

「神さまの下の一家族」というビジョンにより、
宗教間の壁を超えて、平和を実現するという摂理的説明ゆえに参加した
平和大使たちはどうなるでしょうか?

***

この指導者たちは、
彼らの誤った野心がもたらす深刻な結果を
一切、気にしないばかりか、
理解すらしていないのです。

ですから、
真の家庭と私たちの運動を心から心配している、
思慮深く誠実なメンバーにとっては、
わたしがどうして
現在歩んでいる道を選んだのかは
きわめて、明白であると信じます。

わたしの観点から言えば、
他に選択の余地がなかったのです。

それは
わたしに配られた運命のカードであり、
わたしは長子の立場にふさわしい姿勢で
それを受け入れ、
消化しなければなりませんでした。

***

父の責任と権威を持つ長子の役割とは
何なのでしょうか?

それに対する満足のいく答えを得るためには、
まずお父様が今まで歩み続けて来られた動機が何なのかを
理解しなければなりません。

数々の称号や宣言以上に、お父様は
アダムの失敗を復帰する条件を勝利的に立てた、復帰されたアダムとして、
創造原理に根ざした果たされていない神さまのみ旨を成就することにより、
神さまの心情を解放することに、
全身全霊をかけてこられました。

何よりもまず、
これが常に
お父様を駆り立てる動機であったことを
知らなければなりません。

そうすることによりお父様は、
み旨に対する不屈の主人意識(オーナーシップ) と服従を通して、
神さまに対する聖子としての忠孝の新しい先例を立て、
私たちすべてが見習うことの出来る、
基準を示して下さいました。

同様に
わたしも長子として、
神さまの摂理を自分のものとし、
真の家庭の理想を実現することで地上天国を実現しようとする神さまのみ旨の前に、
絶対信仰、絶対愛、絶対服従の伝統を継続することにより、
お父様のレガシーを守ることを
深く、決意しています。

生涯を通して、わたしは
摂理を自分のものとし、お父様の教えの本質を体得するために
最善を、尽くしてきました。

神さまは、
私たちが摂理を自分自身のものとすることにより
それを実現してほしいと願っておられ、
それゆえに、地上に
み旨を実現するための共同創造者(co-creator)となることを許しておられると、
わたしは常に、信じてきました。

その結果、ここ何年かにわたり
公的な責任を次から次へと引き受けてゆく中で、
これらの使命と摂理的責任を自分のものとする、
と決意せざるをえませんでした。

まず自分が主人意識(オーナーシップ) を持ち、
他の人々にも、同じようにすることを勧めました。

わたしの摂理に対する決意は、
わたし自身の神さまに対する約束と決意に基づいているのであり、
誰かから認められることや、
組織や教会内での位置や肩書きなどとは、
全く、関係がありません。

この観点を理解できなければ、
皆さんの多くは、
わたしについて聞いている事実歪曲を
認識することができないでしょう。

***

最も馬鹿げた主張は、
わたしが郭錠煥牧師と彼の家族によって操られているということです。

この主張に用いられている論理は、余りにも馬鹿らしいもので、
このようなナンセンスを受け入れて信じる人がいるということは、
わたしにとっては驚きでした。

私たちの運動の一部の職員たちは、わたしを、
真の父母様、特にお父様の意志に従うことを頑なに拒否する
傲慢な人間として描いています。
もしもこの描写が正しければ、
そのような人物が郭氏の家族から極度に影響されていると、
同じ職員たちが
なぜ
主張することができるのでしょうか?

このような論理の矛盾にすら気付かないこと自体が、
彼らの立場が如何に
馬鹿げたものであるかを示しています。

彼らが攻撃の対象を
戦略的に郭家に変更した簡単な理由は、
真の家庭のメンバーに対する彼らの攻撃が、
祝福中心家庭共同体から否定的な反発を買ったためです。

そしてわたしが指導している組織を掌握しようとする
彼らの企てを正当化するため、
別の標的が必要になったからにほかなりません。

(次に続きます)