先日、ハワードCセルフ(Howard C. Self)氏により
統一運動のメンバーに送る公開書簡
が出されました。
少しずつ紹介していきます。
Howard C. Self氏は、1975年、米国にて統一運動に賛同、1978年、米国の統一神学校(UTS)を卒業、これまで統一運動全般における数々の要職を歴任してこられました。
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統一運動のメンバーの皆さん
これは皆さんが受け取る手紙の中でも、
最も重要なもののひとつとなるかもしれません。
自分のためだけでなく、後孫ためにも、
どうか注意深く最後まで、目を通してくださるようにお願いします。
「審判」について書くこと、
あるいは愛する人が犯した重大な過ちについて書くことは、
私にとってけっして容易なことではありません。
しかし私は多くの兄弟姉妹とは異なり、
私たちの運動が誰によってどのように分裂へと導かれ、
その結果、神の摂理が遅れることになったのかを、
直接知ることができる立場にずっと置かれているため、
それについて書かないほうがむしろ不適切だと思われるのです。
統一教会(以下UC)は厳しい審判を受けている状態であり、
すべてのUCメンバーがこの事実を知り、
悔い改め、神の摂理に一致するようになることが最も急務です。
もしあなたの兄弟姉妹たちが、沈みゆく船に乗っているなら、
あなたは彼らを、船から救い出そうと最善を尽くさないでしょうか?
真実は耳に痛いものであり、
多くのメンバーにとっては、上述したことが真実であるとは、
到底納得できないのではないでしょうか。
UCが裁きを受けるなどありえない。
多くの皆さんは、
「私は何年も前に天の召命に応えてUCに入ったのだ、文師に祝福されたのだ」
などと考えているでしょう。
それは正しいかもしれません。
しかし、今日のUCで起こっていることを見てください。
今日のUCは、もはや私たちの多くが入会したUCでは、ありません。
UCの指導者たちは今、
文師が皆さんに教えたことの95%は「真実ではない」
と話しています。
最近アメリカで行われた独生女(Only Begotten Daughter、以下OBD)「ツアー」の中で、米国UCの新しい指導者となったデミアン・ダンクリー氏は、
韓鶴子夫人の代理として傲慢にも、
「統一原理はすでに時代遅れであり、
あなたたちはもはや統一原理を学んだり、
実践したりする必要はない」
と述べています。
実際彼はメンバーたちに対し、
自分の中から文師の教え、
つまり運動全体が築かれた基盤となる教えを
すべて「取り出して空っぽにせよ」と指導しているのです!
そのような態度を、UCのメンバーが果たして
受け入れることができるのでしょうか?
この問いは、皆さんにとって、
いっそう重要な質問になっていると思います。
言うまでもなく、いまの時、
到底そのような非道な侮辱を、容認できるはずがありません。
神の民が、神の教えと指導者から背を向ける時には、
深刻な結末が待っています。
ましてや、神が選ばれたチャンピオンを拒否するとすれば、
とんでもない結末となるでしょう。
その悲惨な結末が、今、
UCのあらゆる側面で、
明らかになっているのではないでしょうか。
貴重な2世、3世のほとんどがUCから「離れて」います。
せいぜい、親を喜ばせたいという願いから、メンバーであることに甘んじている者がいたとしても、概して「アクティブ」ではありません。
インターネットやメディアで、UCに強く反対している者も少なくありません。
さらに、UC全体が今、霊的にも財政的にも深刻な危機に陥っています。
今のUCは、すでにかつてあったものの「抜け殻」にすぎません。
さらなる懲罰と審判が待ち構えています。
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第4アダムである文顯進博士が、
UCの指導者たちから総攻撃を受けるようになってから、
14年以上になります。
その絶え間ない攻撃にもかかわらず、
文博士は、生き延びただけでなく、
天のために偉大な、勝利を収めてきました。
すべての祝福家庭のメンバーは、今こそ、
客観的な目と心で、
UCに降りかかっている呪いと、
文博士の努力によってもたらされている偉大な摂理的前進とを
比較してみるべきです。
必要な証拠はすべて、目に見える形で現れていますから、
是非とも自分の目で見て、
自分の頭で、よく考えていただきたいと思います。
(つづく)