<日本での危機>
UCの国際的な財政と対外的イメージにとって最大の打撃となったのは、
日本での劇的かつ悲劇的な状況でした。
2022年7月8日、日本の安倍晋三元首相が、日本のUCメンバーである親に不満を持つ成人した息子によって、銃で射殺されたのです。
銃殺者が警察に語ったその理由は、
安倍首相がUC、日本のメディアでいうところの「旧統一教会」
(「統一教会」という名称が現在は「FFWPU」に変更されているという理由で)
を「支持」していることに、怒りを覚えたというものでした。
若い銃殺者のUCに対する主な不満は、
UCが彼の両親に多くの献金を迫り、一家が経済的に枯渇して破産に直面していたということでした。
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もちろん、文師や文博士がリーダーシップを取っていた時代にも
日本の家庭から献金がされていました。
しかし、その献金はすべて摂理的な活動に使用されていました。
さらに文師は、2013年1月13日の基元節をもって、日本UCが世界的な運動を支える財政的責任を負う必要がなくなるだろうと発表しておられました。
ところが文師の早すぎる聖和の後、残念なことに、
文師の摂理的指示を真っ向から拒否する教権勢力により、真の基元節を達成することができなかったため、この救済は実現しませんでした。
OBD傘下の聖職者たちが、文師の前述の発表にもかかわらず、
日本の家庭に献金を求め続け、それが最終的に、
安倍元首相の銃殺を引き起してしまうことになったのですが、
こうした彼らの姿勢は、
彼らがまったく文師の指示に従うつもりがなかったことを、如実に物語っています。
世界的にはUCは、その運営と成長に必要な資金を賄うのに十分すぎるほどの事業と資産を有しているにもかかわらず、
聖職者たちは、UCという組織を維持したいという欲望を満たすために、
無能さと腐敗から生じる赤字を補填するために、
日本の家庭からできる限り長い間搾り取ろう、と考えていたのです。
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聖職者たちにより分裂がもたらされた後、
UCはショーン・ムーンの指導の下、「教会」に焦点を当て、
文師が開始した摂理的な活動や組織のほとんどを廃止していきました。
その中には、
世界文化体育大典、
様々な奉仕と平和のイニシアチブ、
韓国とブラジルのサッカー選手権クラブ、
ピースカップ大会、
世界宣教師への支援、
文博士が「ワンファミリーアンダーゴッド」というビジョンに基づいて世界中の何十万人もの若者を鼓舞するために創設した世界的な青年基盤
などが含まれます。
放棄されたプロジェクトから得られた資金は、
韓国の世界宣教本部に流され、
韓夫人の宮殿、
文博士に対する世界的な訴訟の資金援助、
ギャンブルなど、
摂理と関係のない目的に使われたのです。
それでも、これほど多くの摂理的プロジェクトを廃止しても、
腐敗したUCの指導者たちはすべての支出を賄うことができず、
日本の祝福家庭に、もっともっと献金をするよう、圧力をかけ続けました。
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これに対して文博士は、
UCを解体し、祝福家庭を摂理的基盤として、
FFWPU(および自分が担当していた他のすべての平和連合)と世界的祝福運動を、
文師の指示通りに構築していったのです。
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聖職者たちは、自分たちの家庭の利益のために、文博士を攻撃し、
文師の指示を無視することによって、分裂を深化させました。
訓読会のビデオで語られていた文師の彼らに対する非難の言葉を思い出してください。
「君たちは教会がいかに重要であるかと言った。君たちが教会を作ったのは、神の摂理と私の家庭を差し置いて、自分の家庭のためにそこから盗むことができるようにするためだった…君たちはルーシェルよりも悪い!」
この背信行為が明らかになった今、
UCの全てのメンバーは、相当な期間にわたって自分たちの献金が、神の摂理に使われるのではなく、むしろサタン的とも言うべき活動を助長してきた、ということに気づかなければなりません。
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これが現在のUCの厳しくも真実の現実なのです。
文師のみ言葉と、それ以後に起こったすべての出来事に照らせば、
UCが神の摂理を妨害し、自らを破滅の瀬戸際に追いやっていることに
疑いの余地はありません。
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日本の主要な聖職者である古田元男氏は、
もともと「霊感商法」という、物議を醸す慣行を生み出し、
それを日本人メンバーに強要することにより、
それが直接的に圧倒的な否定的世論を生み出すことになりました。
また、このことにより、UCの指導者たちが、日本UCを、世界的UMの財政的責任の主要な担い手の立場に陥れることで日本人メンバーを利用するという、悲しい遺産を残すことにもなりました。
古田氏は、資金調達に関する最初のスキャンダルが表面化し、大きな社会問題になった時に解任されました。
後任には神山威氏が就任しましたが、
神山氏はこうした悪しき慣行に対処せよ、との明確な指示を受けていました。
ところが、文國進氏は古田氏を呼び戻し、
これらの攻撃的な資金調達戦術を再開させ、
トゥルーワールドグループの社長に任命したのです。
ショーン・ムーンとともに、彼らは世界のUCメンバー、
特に日本のメンバーからできる限り搾り取ろうとしました。
自分たちが支配できるさらに大きな教会組織を作ろうという野望を、強化したかったのです。
2009年以降、彼らは、文師や文博士が決して認めないような非良心的な資金調達を行い、日本のメンバーを、限界を超えて追い詰めました。
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トゥルーワールドグループの最高幹部で、古田氏と非常に親密な関係にあった八代武氏は、文博士に激しく反対し、アメリカにいる日本人メンバーをトゥルーワールドグループから一斉に脱退させました。
八代氏は文博士を「大泥棒」と呼びました。
このような文博士の人格に対するあからさまな中傷は、
韓国の聖職者たちの明らかな支持の下、
UCI以外のすべての職位と団体が第4アダムから奪われていく只中でなされたのです!
これらすべては、真の家庭のメンバーがいかなる形であれ攻撃されることを決して許さなかったUMの文化と伝統に、真っ向から反対する出来事でした。
しかもその攻撃は、
文師の後継者であり第4アダムとして10年にわたりUM全体のリーダーシップを取っていた方に対して行われたのです!
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UC指導部の失敗の結果として、
文師と文博士が指導していた時代にはUMと友人関係にあった日本の自由民主党(LDP)が、宗教法人としてのFFWPU(UC)の解散を正式に要求したのでした。
(これは、UCと日本の一般大衆との関係がいかにひどいものになったかを示します)
「解散」とは、教会とその免税資格の喪失、その他の悲惨な結果を意味します。
この決定が裁判所を通じて完全に履行されるまでには、まだ時間がかかるかもしれませんが、全世界の UC に対する財政上のマイナスの影響は、すでに壊滅的です。
UCは1年以上日本から合法的に資金を受け取ることができなくなっており、
そのためUCは、他のすべての国のメンバーに対し、
献金に次ぐ献金を求める圧力を強めています。
UCによる日本国外への送金に対する政府の監視は、日を追うごとに強化されるばかりです。
UCに対する世論の圧力は信じ難いほど強く、広範囲に広がっています。
最近の世論調査によると、日本国民の 83% が FFWPU (UC) の正式な解散を支持しています。
(つづく)