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文顯進会長、彼は誰なのか06

本 論(1) つづき3
顯進様がどのような方であるかについて具体的にお話致します。

1. 顯進様の人生と人格

6) 顯進様は何故お父様の反対にも所信に従い行動したか?

第六に、顯進様は何故お父様の反対にも所信に従い行動したかに関することです。

顯進様は公的な使命を遂行しながら、お父様の反対を受けたとしても
所信に従い行動されたこともしばしばありました。

こうした内容は、ほとんどの摂理の究極的目標や方向に対する問題ではなく、
摂理運動を率いていく組織的な問題に関することでした。
例えば、顯進様が祝福子女教育のためにSTFを再出発させた時、
お父様は顯進様の計画について否定的であられ反対されました。
しかし、顯進様は、これがお父様に最終的に大きな助けになるという確信を持ってSTF教育を決行されました。

この他にも、ある指示がお父様に大きな害になったり、お父様が立てられた目標に役立たない場合、
盲目的にその指示に従うのではなく、
所信に基づいて正直に申し上げたり、
位置にこだわらず、自分の判断を行動に移されました。

こうした顯進様の所信と判断で、結果的に摂理の前に大きく役立つ成功的な結果が出た時、お父様は数年も経たないうちに、常にその結果について顯進様の功績を高く評価して下さいました。

恐らく統一家の中で真の子女はもちろん、すべての指導者の中でこのように最も率直で所信を持ってお父様に侍ってきた方は、顯進様おー人しかいないことでしょう。

顯進様が、時には自分の所信に基づいて行動し、
時にはお父様の指示通りにしなかった理由は、
まさに顯進様の基準が、通常の指導者や食口の次元とは全く異なっていたからです。

これまで教会指導者は、
従順であることが祭祀を捧げることよりも優れていると言いながら、お父様のみ言葉の前には、無条件に従うことを最高の信仰姿勢として強調して来たのであり、お父様の指示を絶対視しながら、従うことを強要してきました。
しかし、顯進様はいつもお父様の息子として、
お父様の夢を成して差し上げることが、判断基準でありました。

顯進様は、しばしば孝の基準について語られる時、
孝の最高の基準は、お父様のみ言葉にただ盲目的に従うことにあるのではなく、
お父様が成そうとされる夢や目標の主人となって、
必ずその夢を成して差し上げることにあると言われます。

それ故に、ご自身の家族と統一家全体が裏切り、
更にはお父様さえも顯進様を誤解し十字架を負うようにされても、
顯進様は決してお父様を怨んだり裏切ったりせず、
常にお父様に対する孝心を守りながら、
お父様の夢を成す為に生きて来られたのです。

より根本的に顯進様は、
お父様が神様の真なる息子として、常に神様のみ旨と原理を判断と行動の絶対的な基準として来られたことを知っておられ、
真のお父様の権威を継承した長子が守るべき最も厳格な基準が、
まさにこの点であることを自覚しておられました。

したがって如何なる状況でも、顯進様は、
ご自身の判断と行動基準において、
第1原則を、それが神様のみ旨と摂理に一致しているかどうか、そしてそれが神様の真理と正義と善の原則に立脚したものであるかに置いて来られました。
時には誤解を受けて首にされることがあったとしても、その所信と原則は絶対に捨てませんでした。

顯進様をけなし、陰湿な攻撃をする者たちは、
摂理的な大きな次元で顯進様がお父様の前にどれほど従順であり、実績を立てて来られたのかについては顔をそむけ、お父様の何かの指示に盲目的に従わない姿だけを強調して、あたかもお父様に抵抗し、更には反逆する顯進様であるかのように、これまで罵倒してきたのです。

7) 2009年、何故顯進様はお父様の指示に従わず、自分の所信に基づいて行動されたか?

第七に、2009年に、何故顯進様はお父様の指示に従わず、ご自身の所信に従って行動したのかに関することです。

<7-1 神山会長との会話の中で知ることができる手がかり

顯進様が何故、そのように行動されたかを知ることができる非常に重要な手がかりとなる内容が一つあります。
それは、まさに神山会長と交わされた会話の内容です。
2010年2月2日、神山会長が顯進様に会われた時、顯進様は神山会長にこのような内容を伝えられました。


私はお父様を離れていないし、今後も変わらないでしょう。
なぜなら私は私のお父様が誰なのかをはっきりと知っており、お父様の最も高貴な業績が何であり、お父様の夢が何なのかも知っているからです。
私はお父様の息子です。私の夢は、お父様の夢を成して差し上げることです。
ですから、私の心配をしないでください。
神山会長がお父様が誰であられるかを正確に知っているならば、祝福家庭にその内容を正確に教育し、祝福家庭の責任が何であるかを知らせてくれればと思います。
特に表面的には、強く絶対的なように見えますが、信仰の根が深くない日本食口を正しく指導してくれることを願います。
間もなく摂理の津波が統一家全体に押し寄せることでしよう。
教会指導部が、あらゆる非原理的な内容をお父様の名前を使って食口に絶対服従することを強要していますが、この非原理的内容の真実が全て明らかになれば、その時は信仰の根が深くない食口は、教会指導者たちを恨むのではなくお父様に対する信仰を失うかもしれません。
今、この教会が、お父様まで引き込んでほしいままにしていることは、お父様の本来の意志とは何ら関係もありません。
したがって食口はどんな状況でも、お父様を捨ててはいけないのです。

この言葉から分かるように、2009年に顯進様がそのような行動をとるしかなかったのは、まさに「教会指導部が、あらゆる非原理的な内容をお父様の名前を使って食口に絶対服従することを強要」しており、「お父様まで引き込んでほしいままにしていることは、お父様の本来の意志とは何ら関係もない」からでした。

<7-2 真のお父様に送られた手紙により分かる手がかり

顯進様の苦悩に満ちた決断の背後の事情をより深く知るためには、
2009年に顯進様が真のお父様に送られた、一通の手紙の内容を取り上げないわけにはいきません。
顯進様は、この手紙を2009年に統一家の混乱が本格的になった後、同年11月4日、真のお父様に送られました。

この手紙によると、ご自身が所信に従って取った措置は、
ただ神様のみ旨と摂理のために、一生涯基準を守って来られたお父様の崇高な名誉と権威をお守りし、究極的にそのみ旨を成すためのものと明らかにしています。

また、この手紙で顯進様は、
お父様の名前を利用した間違った決定を傍観すべきか、真の家庭から追い出されることがあるとしても、最後まで神様をつかんで離さず、真なるみ旨とお父様のレガシーを命をかけて守るべきかについて尋ねながら、これを守るために如何なる困難も甘受する覚悟ができていると記しています。

結局、顯進様が当時、お父様のみ言葉に従わなかったのは、お父様まで引き込んで、神様の摂理にとって最も重要な真の家庭の基台を破壊しようとする者たちの計略に騙されず、絶対的に長子権を守り、お父様の最も尊い摂理の遺業を守っていくための苦肉の策だったのです。

補足説明しますと、
彼らは2009年3月、束草で霊界メッセージまで作ってお父様が立てられた三大王権の軸をお父様自らが崩すようにしました。

この時、顯進様は腐敗した指導部に囲まれて翻弄されるお父様をお守りし、お父様が成し遂げられた摂理的なレガシーを完全に守る唯一の方法は、彼らによってすでに汚染された非原理的な指示に盲目的に従うのではなく、どんな状況においても神様の摂理と原理の前に絶対的に自らを一致させて、絶対に長子権を捨てずに命をかけて三大王権の軸を自ら守ることでした。

<7-3 顯進様の選択により、現在どのような結果が明らかになっているか?

顯進様は、真のお父様に送られた2009年11月4日の手紙の末尾に
偽りと偽善のカードで積み上げた家は永遠には続かないのであり、
言葉ではなく行動と実績を通してすべてのもの(真実)があらわれ決定されるであろうと記しています。
現在の統一家を見ると、驚くべきことに、このみ言葉通りの結果が表れています。

実に7年以上、教会全体が顯進様を非難し、堕落したアダムとまで言って来ましたが、
顯進様は倒れることなく、黙々と世界的基盤を築いて、世界の前に現れています。

一方、顯進様を追い出し三大王権を破壊しようとした者たちは、
隠れた正体と意図を表しながら、互いに分かれて争い、彼らが属する組織は衰亡の道を歩んでいます。

もしお父様が、今日、この惨愴たる状況を目撃されたなら、
神様の摂理と真の父母様のレガシーを守ろうとした顯進様の行動をどのように見られるでしょうか?
誰よりも一番喜んで受け入れられ、顯進様を通じて希望を見いだされるのではないでしょうか?

8) 彼の息子は何故、父に対して自身の運命を決定する人と言ったか?

第八に、顯進様の息子は何故父に対して自身の運命を決定する人と言ったかに関することです。

今年(2017年)5月、信重様が米陸軍士官学校を卒業された時、ジョージ・ワシントン将軍の祈りの姿が描かれた絵を父母にプレゼントされました。
この時、信重様は、この絵の後ろに父に捧げる文を書きましたが、その文の中には
You are a man of destiny」、即ちあなたは運命を決定する人という表現があります。

私はこの言葉を聞いて、この表現こそ
たったー言で顯進様の人生を素晴らしく証したものであることを悟りました。

メシヤは自分の運命を決定し、新しい時代を開いていく方です。

旧約時代を終わらせ新約時代を開かれたイエス様がそうでしたし、
新約時代を終わらせ成約時代を開かれたお父様がそうでした。

その方たちは、与えられた運命通りに生きる方ではありません。
運命を開拓して創造する方です。

顯進様はまさに、このような摂理的な人生を生きて来られた方です。
運命的に摂理の責任を持たれた位置で、
新しい時代を開いて行かなければならない方です。
だからこそ、今年(2017年)、家庭連合の使命に代わる、家庭平和協会創設を決断されたのです。

本 論(2) へつづく