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真の父母様に捧げた顯進様の特別書信(2008年3月23日)-02

先回からのつづき

1.真の父母様のレガシー(業績)

こんにち、最も重要で切迫した課題は、
お父様の生涯の目的と使命に関することであり、
ご父母様の本当のレガシーとは何かということです。

これは将来の人類が、ご父母様をどのように見るかを決定するだけでなく、
現在生きている人々を導く重大な基準になるでしょう。

ご父母様がなされた、最も偉大であり不朽のレガシーは、
神さまの本来の理想、即ち、真の愛・真の生命・真の血統が実体化した、
真の家庭を成就されたことであることには、
疑問の余地がありません。
それは神さまの本然の創造目的であり、
復帰摂理と再創造の目的でもあります。
真の家庭は、人類の中心であり、
先祖家庭として、神さまのみ旨にアラインしたモデルとなり、
人類を神さまを中心とした一つの家族の夢を実現するよう
導かなければなりません。
それは神さまの本来の目的ばかりでなく、
実体的救いと、再創造の道が、
祝福の拡大を通して、
人類に対するサタンの主管権を根絶させることによって
成就するのです。

ご父母様は天意に従って、
こんにち私たちが立っている基盤を立てて来られ、
この運動を導いて来られました。
その過程において、多くの組織と機構が設立されましたが、
真の父母様のレガシーは、
神さまの下の一家族を実現し、それを拡大するという
摂理的目標にあることを指摘しなければなりません。
ご父母様が設立された組織と機構は、
神さまの夢を実現するための手段に過ぎず、
それ自体で終わってはなりません。

従って、統一運動は勿論、カイン世界に対しても、
ご父母様の使命が「統一教会」という次元に限定されたものではなく、
人間創造から出発した本然の摂理に根拠をおいていることを
理解させなければなりません。

ご父母様は、
神さまがアダム家庭を中心として理想世界をつくろうとされた夢の主人であられます。
お父様は、神さまの本然の夢を相続され、
その夢の実体的結実である、真の家庭の三代圏基台と伝統を完成されたお方です。
そして、
お父様は神さまから啓示された真理のみ言、
即ち太初から全宇宙、そして人類家庭に内在している、
普遍的かつ絶対的な天道と原理を中心にして、
すべての境界を超越した、本然の理想世界を建設するために生きてこられました。
これこそ、後日、歴史がご父母様を、人類の真の父母であり、真の平和の王として、永遠に記憶する最も重要なレガシーなのです。

統一運動の中心として、祝福中心家庭を導くべき真の家庭が、
ご父母様のレガシーを継承するにふさわしい相続者になるためには、
先ず最初に、One Family Under God の世界を建設するという
神さまの夢を相続し、その主人にならなければなりません。
何故なら、真の家庭は
ご父母様の正しいレガシー、すなわち「統一教会」の創始者とか、宗教指導者としてではなく、
神さまの本来の理想を実現する為に来られた
ご父母様のレガシーを実現する責任があるためです。
私たちが、摂理的目的を持っているこの夢を正しく相続できなければ、
幾代も続かず中断してしまうでしょう。

私たちは、神さまの夢を実現するために、
運動のすべての力量を投入するべきであり、
私たちの究極的目的がぼやけてしまってはなりません。
如何なる地位や権威も、
One Family Under God の夢を実現するための
公的かつ摂理的目的のためにのみ活用されなければなりません。
このような観点がはっきりとしていない場合、
全体が一つになって目的に向かって進んでいく基台が壊れ、
結局、真の父母様の本当のレガシーは忘れ去られることでしょう。
更に重要なことは、
歴史と摂理の前に、真の家庭がこの「夢」を
カイン世界に拡大し、実体化するという責任を果たすことができなくなるでしょう。

次につづく