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「基元節の意義」について全祝福家庭に送る顕進様の書信(2013年2月12日)-02

全世界の統一コミュニティの皆さんへ

わたしは、基元節に近づいている今、
非常に深刻、かつ切迫した思いで、
この手紙を書いています。

(つづき)

既に述べたように、祝福家庭の間で、
基元節の意味に対して、大きな混乱があります。
ところで、
この日の本当の意味について
理解するためには、まず、
神さまの本来の創造理想と創造目的が
何であったのかを、
完全に明確にする必要があります。

神さまの本来の創造目的は、
神さまの愛と生命と血統を地上に拡大することの出来る、
神さまを中心とする理想家庭を
この地に、創造することでした。

理想家庭では、
神さまが、その中心であり、
家族の全員が、それぞれ神さまと親子の関係を結んで、
神さまを、父母として侍るようになっています。

一人ひとりが
神さまの息子娘として、神さまに似ることにより
他のために生きるという、
真の愛の主人、とならなければなりません。

このような真の家庭では、
親子の関係、
夫婦の関係、
兄弟姉妹の関係が、
真の愛の、自然な秩序のもとに、形成されます。

四大心情圏と三大王権を
完成することにより、
理想家庭が、実体的に、実現します。

最初の家庭では、
アダムとエバは人格を完成し、
神さまのみ旨に完全に一つになる(アライン)という
5パーセントの責任分担を
果たさなければなりませんでした。

そして彼らが完成すれば、
神さまは、
彼らが夫婦となって、
理想的な四位基台を形成できるように
祝福する予定でした。

ところが
アダムとエバは、
そのような家庭を創ることができず、むしろ、
サタンの偽りの愛と、偽りの生命と偽りの血統を中心とする、
四位基台を創ってしまいました。
神さまは、
アダム家庭の二世の代で、
堕落の経路を、逆転させようとされましたが、
カインがアベルを殺すことにより、
それは、不可能となり、
神さまの本来の理想とは程遠い、
うち続く対立と闘争と戦争の歴史を、
出発させることになりました。

真のお父様は、第三アダムとして、
神さまのみ旨に、完全に、一体化して勝利した息子として、
神さまの本来の創造目的を、実体化するために、来られました

お父様の使命は
創造原理により規定され

偽りの愛と生命と血統の歴史的な進展と拡大を、断絶し、
真の愛と生命と血統の新しい歴史を、
神さまの理想家庭の、実体的な顕現を中心として、懐胎させる、
天宙的スケールの、戦いでした。

しかし、そのような家庭が、形の上で存在しているからといって、
それが、自動的に完成したり、神さまのみ旨に一致する
ということではありません。
というのは、
その家庭は、堕落と関係なく、原罪の重荷を負っていないのですが、
その家庭の一人ひとりは、
天と地の前に、
神さまの再創造の摂理における、共同創造者としての
5パーセントの責任分担を全うし、
創造目的を、実現しなければならないのです。

夫婦が、神さまの血統に接木され、
拡大された真の家庭の一員となることを可能にする祝福
に関しても、同じことが言えます。

祝福中心家庭の、一人ひとりの家族も、
果たすべき、責任分担があります。

それが何かといえば、
神さまの本来の、真の家庭理想を体現する、
真の愛の人生を、おくることです。

家族の一人ひとりが、他者のために生きることにより、
責任分担を果たすようになると、
彼らの生や行動が、
神さまの愛の表現となり、彼らは、
神さまに似るようになります。

そのような家庭が、
氏族、国家、世界へと広がっていく時に、
真の愛を中心とする、神さまの主権の実体圏
現れてくるようになります。

(つづく)