truth

「基元節の意義」について全祝福家庭に送る顕進様の書信(2013年2月12日)-04

全世界の統一コミュニティの皆さんへ

わたしは、基元節に近づいている今、
非常に深刻、かつ切迫した思いで、
この手紙を書いています。

(つづき)

摂理歴史における重要な岐路に立って、
すべての祝福中心家庭は
自分は摂理的人物であり、
神さまの摂理の主人であり、
この運動が、
神さまの摂理を促進することになるか、
摂理に対する障害物として残るかを決定する
鍵を握っている、ということを
はっきりと、理解しなければなりません。

現時点における私たちの摂理的責任について
正しい観点を持つためには、
摂理に関する
4つの根本的質問に対する答えを
正しく理解しなければなりません。
この4つの質問とは以下の通りです。

① 摂理の中心は誰ですか?
② メシヤの使命とは何ですか?
③ 真の父母様と真の家庭の出現は何を意味するのでしょうか?
④ 現時点における祝福中心家庭の責任は何ですか?

第一の質問に対する答えは単純明快です:

神さまが摂理の中心です。
神さまは、はっきりと生きておられ、
実体的な復帰と再創造の路程を通じて、
人類歴史を導いてこられた〝業〟を
明確に見ることができます。

お父様がご自身の生命を捧げられたのは、
神さまと神さまの摂理のためであって、
決して自分自身のためや、
自分なりの目的のためではありませんでした。

お父様がそうされたように、
私たちも、
神さまのみ旨に、自分を絶対的に一致させ、
神さまの摂理に対し、
自分を捧げる機会を与えられたことを、
常に、謙虚に感謝すべきです。

第二の質問はこれです。
メシヤの使命とは何ですか?

メシヤは
復帰されたアダムの位置にあり、
それゆえに
神さまの真の息子の立場に立っています。

お父様が言われるには、
神さまは
人類と、親と子の関係を築くことを願っておられるのです。
したがってメシヤは、神さまの息子の立場です。
孝子としてメシヤは、創造原理に説明されている
神さまの夢の主人となり、
その夢を、実現されます。

真のお父様の究極的な使命は、

神さまの本来の理想を根本とし、
真の愛、真の生命、真の血統の出発点、
先祖としての家庭を築くという
神さまの夢を実体化し、
続いて、
その家庭を通して、全世界の人類を、
人種、宗教、国籍の壁を超えて、
神さまの下の一家族として繋げることです。

お父様は、
堕落した全人類が、血統転換を通して、
その理想に繋がることのできる道を、
開かれましたが、
それは決して象徴的なことでも、
空想的なことでもありません。
それは、人の生涯において、
個人の段階から、家庭、氏族という段階を通過しながら、
5パーセントの責任分担を全うすることにより、
個性完成に至る道を開くという
〝救い〟なのです。

お父様は
すべての人類が、
神さまの真の子女となれる道を
開かれたのです。

これがお父様から受け継ぐべきもの(遺産:レガシー)に対する
正しい理解です。

第三の質問はこれです。
真の父母様と真の家庭の出現は、何を意味するのでしょうか?

それは、

人間の歴史の中で初めて、神さまの本来の理想が
天上だけでなく、地上で実現することができるようになった

ということを意味します。
言い換えれば、それは

人類歴史において、
神さまの本来の創造目的が実現し、
真の愛と生命と血統を中心とする、
新しい時代の正しい先例が立てられて、
新しい夜明けが到来した、

ということです。
こうして、真のお父様は、
後天時代の出発を宣布され、
対立と闘争に明け暮れてきた人類の歴史の終焉と、
神さまの理想家庭を中心とした、
新しい平和の時代の始まりを
宣言されたのです。

お父様が平和メッセージを通して明確にされたように、
神さまの理想家庭は
個人から家庭、氏族、国家、世界のレベルへと拡張してゆく、
平和世界建設のための
礎石です。

最も重要なことは、

発展してゆく各段階において、
神さまが、その中心と中核であり、
真の愛が、その最高の表現である

ということです。

神さまの本来の理想は何だったでしょうか?
それは、
神さまとの親子の関係を確保し、
真の愛と真の生命と真の血統の根としての出発点を打ち立てることにより、
真の愛の主人となる
〝家庭〟を創造することでした。

それに続いて、神さまは
堕落世界のすべての人々を、
人種、宗教と国籍の壁を超えて、
その家庭に接木し、
神さまの下の拡張された家族として生きることを
願われたのです。

第四の質問はこれです:
祝福中心家庭の責任とは何ですか?

一世の祝福を通して、祝福中心家庭は
神さまの本来の真の血統に接木され、
拡大された真の家庭の家族の一員、神さまの息子娘となります。
しかしそれは、ことの終わりではなく、
天国行きのチケットでもなく、
実は新しい始まりなのです。

真の愛の日常的な実践を通して、
神さまの本来の真の家庭理想を、
自分の家庭で、
実体化することにより
責任分担を果たす、
というのが皆さんの任務です。

それにより、
真の生命が実体化され、
真の血統が守られます。

神さまは皆さんに、
ご自身の理想に対し、
同じような主人意識を持つことを願っておられ、
その理想実現に対する共同責任を、
真の家庭と共に
全うしてほしい
と期待しておられます。

神さまは、ただ与えられる指示を待つだけの、
単なる信仰的で従順な僕としての皆さんに対したいのではなく、
孝行息子、孝行娘としての皆さんに対したいのです。

神さまはご自分の子女が、
神さまの理想を自分のものとすることにより、
神さまの心情だけでなく、
創造の原則と価値も理解し、
分かち合えるようになることを
願っておられます。

僕の住む家は、いざ主人が亡くなれば崩れますが、
真の愛の親子の関係の上に建てられた家庭は、
親の精神が代々相続されながら永遠に続くでしょう。
言い換えれば、子供や孫は、
父母や祖父母が霊界に移行した後でも、
彼らの立てた主人意識と愛の伝統を、代々継承して行くのです。

わたしは、すべての祝福家庭の皆さんに、
拡大された真の家庭の一員として継承するのは、
そのようなものであることを
理解してほしいのです。

祝福中心家庭は、
天一国の理想を実現する心情文化に向かっての模範を示しながら、
世界の人々を導いていかなければなりません。
そして、
それを遂行してゆく力は
肩書きや階層的権威や命令からくるのではなく、
真の愛の人生を生きる中に、自ずと生じてくる
道徳的権威からくるものです。

道徳的権威は、
その人が神さまの摂理に一致し、
真の愛の真の主人となった時に、
神さまから流れてくるものです。

これこそが、原理的生活を生きた結果として、
この運動の指導者たちが示さなければならない
権威なのです。

これこそが、祝福中心家庭として、皆さんが、
神さまの原理を自分の動機と言葉と行動の中に体現しつつ、
周囲の人々や共同体や国に対し持たなければならない
権威なのです。

これこそが、皆さんに、
真の天一国国民としての資格を与え、
天国への鍵を与える
権威なのです。

それなくしては、皆さんは、
神さまから流れてくる生命力と真理を持たない、単なる抜け殻に過ぎません。

わたしは、神さまの摂理と真の父母様のレガシーを守ろうと立ち上がった、
良心と正義のメンバーがいることを知っています。

この重要な摂理的時点において、すべての祝福中心家庭は、
自身の良心の声に耳を傾け
かつての自分を、真の父母様に従うようにと駆り立てた
理想を思い起こし
神さまの摂理的み旨の〝主人〟と
ならなければなりません

(つづく)