全世界の統一コミュニティの皆さんへ
わたしは、基元節に近づいている今、
非常に深刻、かつ切迫した思いで、
この手紙を書いています。
(つづき)
最後に、
私たちの行くべき道について述べることで、
この手紙を締めくくろうと思います。
お父様は、
神さまの孝子として、
神さまの心情を解放し、
神さまの理想を地上に実現しようと
努力してこられました。
わたしは、
お父様の息子として、
お父様と同じ心情で、
神さまの理想の追求に
人生を捧げてきました。
お父様は、今は地上におられませんが、
お父様の不屈の精神は、今も
わたしの中に健在であり、
お父様の夢と希望も
わたしの中に、
そしてお父様の本当の遺業を成就することを真摯に願う、
すべての人々の中に
生きています。
わたしは、
お父様の人生を動機付け、鼓舞した〝夢〟
を実現することを、
神さまとお父様に
約束しました。
お父様の遺産を尊重しつつ行う
わたしの任務は、
神さまの摂理を前進させるでしょうし、
何よりも、お父様の願いと原則と価値を中心として、
地上に実体の天国を建設する上で、ふさわしい
〝先例〟を立てることになるでしょう。
それは、
皆さんが想像するよりもはるかに速く、
現在の教会及び関連した全機関の恥ずべき歩みの影を薄くさせることでしょう。
わたしは、
皆さんに対し、
恥ずべき過去の中に忘れ去られてしまうような者となるのではなく、
自分の中に、
お父様の精神と夢が
活気を帯びて生き続けることのできる、
神さまの永遠の息子娘となることを
強く勧めます。
意味のある基元節を捧げる前提として、
統一運動は、
真の家庭理想を復活させ、
神さまの摂理に対して与えた損害を修復することのできる、
「本当の」
新しい出発をしなければなりません。
最も重要なことは、
過去四年間にわたり、
すべての悪行を行った加害者達が、
犯したすべての行為に対し、
完全に責任を取り、
神さまと真の父母様、わたしの家庭と
「郭グループ」として嘲笑したすべての人々、ならびに、
全世界のすべての祝福中心家庭と平和大使の前に
悔い改めること
が必要です。
その上で、
彼らは
すべての公職を辞任すべきであり、二度と
お金と権力と地位を求めるべきではありません。
神さまと摂理歴史の視点からみて、
自分がどれだけ不適当であったのか
自覚しなければならないからです。
そのようにして初めて、
神さまの摂理に100パーセント一致し、
謙虚さと感謝で、
真のアベルの資質を体現したリーダーとメンバーたちを中心として、
新しいリーダーシップの規範(パラダイム)と文化が
始まることが可能になります。
そうして初めて、私たちは、
過去から引きずってきた重荷を降ろすことができ、
後天時代において、神さまが約束された
すべての祝福を担うことの出来る、
本当の
新しい出発がなされるでしょう。
そうして初めて、
私たちの運動は、
神さまの心情の永遠の故郷に
本当に定着することができ、
「神様の理想家庭と平和理想世界王国」
を建設することができるでしょう。
万が一、私たちが神さまの創造目的に一致した新しい文化を創造せず、
現在の対立が基元節以降も継続するならば、
統一運動は
それ以上ただの一歩も発展することはなく、
数え切れない何世代にもわたって、
信じがたい
蕩減を払わなければならなくなるでしょう。
如何なる理由であれ、
腐敗した現統一教会の指導者たちに従うという選択を
盲目的に行うならば、
その人々は、
神さまの摂理の前における人間の失敗の物語に、
悲劇のページを加えつつ、
歴史の塵として
忘れ去られてゆく群となるでしょう。
今は本当に終末の時であり、
かつてイエス様が、
「生きんとする者は死に、死なんとする者は生きる」と言われた
パラドックス(逆説)に
私たち全員が
直面しています。
この審判の時には、
もはや隠れる場所はありません。
皆さん一人一人が、
自分は、どこに立つのかを
はっきりさせなければならず、
その決断に対して、
神さまと全人類の前に
責任を負わなければなりません。
天と地を前にして、
自己の責任分担を全うできるかできないかの
どちらかです。
決定するのは
あなたであり、
その責任は、究極的には
あなた自身がとるのです。
それが、
あなたの祝福中心家庭としての基準を計る
物差しとなるでしょう。
皆さまと皆さまの家庭に
神さまの祝福と導きがあり、
皆さまの心に
明確さと、新たな決意と、
平安がありますように祈ります。
2013年02月12日
「基元節の意義」について
祝福家庭に送る顕進様の書信