truth

統一教会指導者たちの隠された真実Ⅰ(04)

先回からの続き
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文会長は、
父が提示した摂理的使命を実現するために
全力で献身しました。
1998年から2008年まで、彼は
次のような行動を通じてこれらの目標を発展させる運動を
主導しました。

1.神さまの下の人類一家族を成し遂げるという復帰摂理の究極的な目的を明確にする。  (ただし、会員たちに決して理解されなかった最終目標)

2. 神さま、真の父母、真の家庭の縦的な軸を中心とした拡大された真の家庭の一員としての摂理的アイデンティティと、平和世界を建設する神さまの摂理を人類に証し、共同創造の責任について祝福家庭を教育する。

3. 統一運動内に蔓延していた腐敗や縁故主義、無能を撲滅するために、
指導者から始まる道徳的で革新的な指導者文化を創造する。

4. 摂理的な目的に向かって効果的な協力を生むために、
バラバラになっていた運動組織を改変し、再編成する。

5. 収益性のない事業を再構築し、組織の効率性を改善することで、
グローバルレベルの活動を支援するために必要な資源を創出する。

6. 主要宗教団体や指導者たちと協力して、全世界の信仰共同体が神さまの下の人類一家族のビジョンを共有できるようにする。

7. 人間の自由と人権の最高理想である神さま主権の概念に基づいて国家復帰の先頭に立つ。そして各国政府と協力し、各地で神さまの下の人類一家族のビジョンを土台に平和を定着させる。

文総裁と文会長は、
神さまの夢を自分のものとし、
その成就に向けて
新しい摂理の道標(みちしるべ)に向かって
全身全霊をかけ、たゆまぬ努力を惜しみませんでした。

2008年までに文会長は、
統一運動を注目されるに十分な新しい次元に引き上げました。
文総裁はこの上なく
誇らしく喜ばれたことでしょう。

***

上述したことにより、
教会時代の終焉が願われた黎明期に
文総裁が
息子の文会長を傍において
統一運動を再生させようと
切望したことを理解できたと思います。

天地において神さまの御旨を守り助けるために、
歴史上初めて
二世代にわたって父と子が協力
神さまと完全な一体化がなされたことを、
神さまは喜ばれたのです。

総裁は、
教会時代の終焉を
一つの時代の終わりと新しい時代の始まりを真に意味するもの
として思い描かれました。
しかし

次の2章以降で述べますが、
指導者たちは
自分たちの世俗的な利益のために
実質的な使徒継承・法統継承を構築しようという
究極的な企みを持って教会を主導することで、
サタンの主要な道具となりました。

使徒継承を目指す彼らの傲慢な野心を満たすためにも、
教会組織を維持することが必要不可欠だったのです。

指導者たちは
アダム家庭復帰とアダム的権威を中心とした総裁の
血統継承計画を霧散させようとしただけでなく、
地上で神さまの摂理を実現しようとする文総裁と文会長のメシア的使命を
直接的に攻撃しました。
その過程で、彼らは
文総裁の夫婦関係と家庭も壊しました。
文総裁が彼らの正体を「ルーシェルよりもっと悪い人々」と言ったのは
的確な指摘だと言えます。

指導者たちのあやまちは、
過ぎ去った荒野時代の統一教会を解体することを
拒否したことです。

彼らが文総裁の命令に合致して
自分たちの責任分担を果たし、
神さまの御旨と完全に一致していた文会長のための
洗礼ヨハネになったならば、
彼らは
第4 アダムを神さまの擁護者として支持し、
新しい摂理時代を成功裏に迎えたことでしょう。

しかし、
そのようなことは
起こりませんでした。

(次の章へ続く)